2014年6月30日月曜日

03米田晋也(京都) 咬合面再構成における下顎前歯部へのアプローチとその重要性ーSJCDコンセプトを学んで4年、少しずつ見えてきたことー

日曜日11:00~11:25
発表者:米田晋也   大阪府東大阪市開業
所属:京都SJCD
カテゴリー:コンベンショナル
座長:鈴木真名

歯列や咬合の不正は、日常の歯科治療を複雑にさせる要因となっている。成人の矯正症例の中には、すでに多くの歯冠修復処置が行われており欠損の存在などにより病態が複雑となっていることも多い。
また患者の心理的な面からは、矯正治療の希望理由は多岐にわたり審美的要求も高いように思う。診断からは外科矯正が検討されても同意は得られない場合も多く固定源や修復法・補綴設計を考慮すると通法の矯正治療とは異なったアプローチが必要となる。当然矯正治療終了後の修復治療をふまえ種々の配慮が必要となり、そのため修復を行う担当医と矯正医との綿密な治療連携が望まれる。
今回、治療目標の設定の段階から矯正医と連携して取り組んだ症例について最終補綴修復から8年の経過をふまえ報告したい。