プラス10年長生きして歯科人生を楽しむコツ
添島正和 Masakazu Soejima
添島歯科クリニック
還暦を過ぎると普通、体のあちこちにガタがくる、そういう私も例外ではない。我々世代は、若い時と比較して足の筋肉量が30%から40%減少するといわれている。当然、体を支える筋肉量が減少すればいわゆるロコモティブシンドローム(運動機能障外)を起こすことになる。特に閉経後の女性はホルモンの関係上、骨粗しょう症による骨折のリスクも高くなり、寝たきりへの道をたどることになる。一方、若い世代でも病に倒れ社会生活に支障をきたしたり、不幸にして命を落とした身近な例をわたしも経験している。これらを事前に回避し、介護される側にならないためには貯筋と血管の若返りがキーポイントになる。