2014年6月30日月曜日

12勝田康弘(新潟) Implant埋入時の骨損傷とその動態

日曜日16:05~17:30
発表者:勝田康弘   日本歯科大学新潟生命歯学部歯科補綴学第2講座
所属:新潟SJCD
カテゴリー:インプラント
座長:伊藤雄策

現今のインプラント臨床は膨大な研究と臨床データーに裏打ちされた集積追求により患者、術者にとり理想に近いレベルまで到達し口腔再建の重要性を高め歯科医学で広く認識されている。しかし、より高い歯科臨床回復治療の水準からみると、現状の不充分さを認めざるを得ないのも事実である。
今回、インプラントの長期的成功に導く為の要因のなかで、特に重要なインプラント部位の初期段階での治癒に関して特異な治験例を得た。インプラント埋入には、形成ドリリング、回転数、回転力、回転スピード、埋入方向、インプラント長径、幅径、埋入部位の骨量、骨質等が大きく影響する事は周知の通りである。特に骨治癒過程における熱産生による危険因子や、骨の耐壊死温度について、サージカルガイドドリル法の有無によって生じる骨の熱生体の反応と推移を臨床例を提示し基礎医学に述べ、諸先輩に厳しいご助言と御指導を仰ぎたい。