2014年6月30日月曜日

04川畑正樹(福岡) 矯正医とのインターディシプリナリー

日曜日11:25~11:50
発表者:川畑正樹   鹿児島県枕崎市開業
所属:福岡SJCD
カテゴリー:コンベンショナル
座長:鈴木真名

自ら行う治療の結果に対する永続性を求めてSJCDの門を叩いたのが4年前。諸先輩方の審美と機能を兼ね備えた症例と比較するとまだまだ物足りなさを感じることが多い。そんな自分の詰めの甘さの一つとして「下顎前歯部へのアプローチ」があった。
下顎前歯部は咬合崩壊症例においても最後まで天然歯が残存するケースが多く患者術者両者にとって治療対象として、ともすれば見落としがちな部位である。ただこの部位に手をつけるか否かが治療のクオリティーを左右するケースは少なくないと思われる。
今回提示させて頂く症例は39歳男性、カリエスとぺリオのリスクを併せ持つ咬合崩壊症例である。本症例の咬合再構成を通して下顎前歯部へのアプローチとその重要性について考察したので報告したい。