日曜日17:05~17:30
発表者:川本 亨 岡山県浅口郡里庄町開業
所属:広島SJCD
カテゴリー:インプラント
座長:小濱忠一
近年のインプラント治療の臨床的有用性は、患者のQOLの向上に多大な恩恵をもたらしている。
とりわけ前歯部のインプラント治療では機能性の回復だけでなく審美性の回復が重要なゴール設定となる。
全ての歯科治療のゴールは、科学的根拠に基づいた診査・診断により治療計画を立案し、適切な治療概念・治療戦略にそった最適な治療方法を選択・遂行することにある。
ところがインプラント治療を進めていく上で、硬組織の再生量不足・軟組織の退縮・歯間乳頭の喪失といった予測の難しい問題が、術前・術中・術後において知識・経験・スキル不足な歯科医の頭を悩ませる。
今回、前歯部6本の審美領域インプラント治療症例について、浅い埋入深度に対するリカバリーを含め、多くの学ぶべき点・反省点・考察点を通して症例の報告をおこなう。